α7Ⅳのクリエイティブルックで遊ぶ 「SH」

昨年、SONYのミラーレス一眼カメラ「α7Ⅳ」を購入し、予想していた以上に気に入って使用しています。

購入する際に一番不安だったのが、「SONYの色はイマイチ」といった評判でした。
しかし、実際に使ってみるとスッキリとした色味で非常に綺麗だなと感じています。

撮って出しといえばFUJIFILMの「フィルムシミュレーション」。私もX-T3を愛用していますが、どのプリセットも色味がいいですよね。

なぜかあまり話題になりませんが、SONYのカメラにも「クリエイティブルック」という面白い撮影プリセットが用意されています。

今回は、クリエイティブルック『SH』というプリセットで写真を撮ってみました。

クリエイティブルック『SH』とは

まずはSONY公式の説明を。

 

SH透明感・柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気の仕上がりに
SONY公式サイトより
α7Ⅳ活用ガイド

とのことです。ぜひ公式サイトをご覧ください。

クリエイティブルック『SH』で撮った写真

写真は全てJPEG撮って出しです。

撮ってみて驚いたのは他のプリセットと比べて予想以上にハイキーに設定されていること。フワッフワです。これは、かなり個性的なプリセットですね。

シャープネスやコントラストは低く設定されているようでかなりソフトで優しい描写をしています。明るいレンズを使って花などの鮮やかな被写体を大きくボカしたくなります。

水仙、可憐でかわいい花ですね。

水仙を菜の花の前ボケで撮ってみました。春はすぐそこですね。

レンズは「FE 70-200mm F2.8 GM2」で撮りました。

初めてフルサイズ大三元望遠レンズを使ってみて、なぜこの焦点距離のレンズが人気なのか分かりました。気になる部分を切り取るような使い方がとてもやりやすいです。

そしてこのレンズ、望遠レンズとは思えないほどすっごい寄れます。すごく使いやすい。このレンズの大きな武器ですね。

クリエイティブルック『SH』ではシャープネスは抑えられているのであまり解像感を感じられませんが、ズームレンズと思えないほどの解像力があり、周辺も綺麗。

・・・すごく高いけど。

今度は逆に、水仙の前ボケで。

『SH』は霧がかかったように強いフェードがかかっているようです。ゆるふわです。

普通にとってもかなりハイキーな写真になります。かなり明るい写真ですが特に露出を上げたわけではありません。

普段はなるべく見たままの景色を撮るようにしているのですが、こういった感じもやってみると楽しいですね。

木の表面や、木々と空みたいな被写体にはふわふわ過ぎてあまり合わないのかなー?と個人的には思いました。

「鮮やかなものを優しい雰囲気で写したい」、そんな時に使いたいプリセットです。

河津桜が咲いていました。もうすぐソメイヨシノも咲き始めます。

うららかな春の陽気には、『SH』のようなプリセットは合うのではないでしょうか。

『SH』を使ってみて

普段はこういった写真をあまり撮らないので、初めのうちはあまりのゆるふわ加減にちょっと戸惑ったのですが、夢の中にいるような現実離れした表現ができて、これはこれで楽しいですね。

記録的な写真には向かないプリセットかなと感じましたが、アート的なセンスのある方が使うと、私なんかでは想像もつかないような幻想的で素敵な写真や映像を作ることが出来るのかもしれません。

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