SONYのテレコン「SEL14TC」を購入しました。
私にとって初めてのテレコンになります。
『FE 70-200mm F2.8 GMⅡ』の焦点距離を少しでも伸ばしたくて購入してみました。
テレコンは画質やAF性能が低下すると言われていますが、「SEL14TC」は低下の度合いが比較的少ないと言われています。
実際に使ってみてその性能はどうなのでしょうか?
今回は『SEL14TC』の外観、そして実際に装着して河津桜とメジロの撮影に行ってみました。
※その後2倍テレコン『SEL20TC』も購入しました
テレコンとは?
カメラとレンズの間に装着することで焦点距離を伸ばすことができる便利なアイテム。
各社からマウントに合わせたテレコンが発売されておりSONY Eマウントの場合、1.4倍の『SEL14TC』、2倍の『SEL20TC』が発売されています。
テレコンをつけると、焦点距離は伸びますがレンズの明るさは暗くなります。
『FE 70-200mm F2.8 GMⅡ』に『SEL14TC』を装着した場合、焦点距離は280mmになり、開放F値はF4と1段分暗くなります。
また、全てのレンズに装着できるわけではないので購入の際には注意する必要があります。
テレコンを装着した際によく言われるデメリットとして、「画質とオートフォーカス性能の低下」があります。
その低下の度合いはテレコンの倍率に比例しており、1.4倍より2.0倍の方が影響が大きいようです。
しかしこの部分については人によって意見が分かれるみたいで、「それほど影響はない」という人もいれば、「テレコンは絶対に使わない」といった人もいます。
そしてSONYのテレコンは2016年に発売されているので、新しい「2型」の噂が絶えないのも気になるところです。ここのところ噂は影を潜めていますが突然発表される可能性もなきにしもあらず。
『SEL14TC』開封
『SEL14TC』は2016年に発売されていますので今更ですが、せっかく買った記念に簡単に外観を。
中身はシンプル。黒いポーチが入ってるだけです。このレンズポーチの質感はなかなか良いです。
レンズポーチを開けるとテレコンが出てきます。
これが『SEL14TC』。見かけの割には割とずっしりしています。重量167g。
テレコンには脱着レバーがついています。レンズとテレコンを外す時にはこのレバーを引きながら外します。
FE 70-200mm F2.8 GM2に取り付けてみましょう。
テレコンつけてない時。三脚座で立てることが出来ます。
テレコンつけた時。三脚座だけでは立てることが出来ません。レンズフードを付けると立つかも。
『SEL14TC』は薄いのでそんなに長さは変わらないし重量も167gと軽いのですが、装着すると意外に使用感が変わります。人間の感覚は結構敏感ですね。
すぐ慣れますけど。
『SEL14TC』を『FE 70-200mm F2.8 GMⅡ』に装着して「サクジロー」撮影
テレコンをつけて河津桜が咲いているところに「サクジロー」を撮りに行ってみました。
『SEL14TC』を装着して望遠端280mmで撮ったメジロです。
メジロには影がかかっていてあまり良い条件とは言えませんが、近くにきてくれました。これを拡大してみると・・・。
残念ながらピントは瞳より少し後ろに来ていて、F4.0に設定していたため被写界深度は薄いですが、ピントが合っている部分は毛並みまでよく解像しているように見えます。
この日はなぜかメジロはあまりいなかったので今度はヒヨドリ。焦点距離280mmでトリミングなし。こちらも鳥の体は影になっていたのであまり条件は良くなかったのですが・・・。
かなり大きく切り取ってこのくらい。私は野鳥をあまり撮ったことがないので間違っているかもしれませんが、これだけトリミングした割にはよく解像しているように見えます。
α7Ⅳの画素数は約3300万画素なのでこれ以上拡大するとさすがに画像は荒くなってしまいますが、もっと光の条件がよければさらに解像すると思います。
この子はジョウビタキ?あってます?280mmのトリミングなし。
かなり強引に大きくトリミングしてこんな感じ。ブログの画像でどのように見えているかわかりませんが、元データの画像をみると、ここまで拡大してよくこんなに解像してるなと思います。
テレコンを使ってみて
使っている時にはなんか余計なもの付いてるな感があったのですが、気のせいかもしれません。
実際に撮った画像を見るとよく解像しているし、遠くの被写体を今までより少し大きく撮影することが出来ました。
AF性能に関してはテレコン無しの時より鳥の瞳を検出することが少なくなったような気がしますが、これもはっきりとわからない感じ・・・。
はっきりとわからないと言う事は、あまり影響がなく高性能なテレコンということかもしれません。
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