紅いシチメンソウと絶滅危惧種の渡り鳥【東よか干潟】

佐賀県『東よか干潟』に行ってきました。

訪れたのは天気に恵まれた11月中頃。
ちょうど見頃だったようでシチメンソウが紅く染まっており、美しい景色を楽しむことができました。

ただ私が東与賀干潟で一番撮りたいのは景色ではなく「野鳥」。
ここはたくさんの渡り鳥が訪れる場所としても有名な場所なんですね〜。

実際にたくさんの野鳥たちを見ることができて楽しい時間を過ごすことができました。

東よか干潟

東よか干潟ビジターセンター『ひがさす』

佐賀県有明海に広がる干潟。有明海の干満差は最大約6mと日本最大で、月の引力を感じることができる場所です。

干潟には「シチメンソウ」という塩生植物が広く群生しています。


シチメンソウは漢字で書くと「七面草」。季節によって色が変化し、秋には紅く染まるので「海の紅葉」と呼ばれることもあるそうです。

紅く色付いた「シチメンソウ」。ちょうど見頃でした。



また、たくさんの渡り鳥の中継地、越冬地となっており、シギ、チドリの渡来数は日本一。野鳥愛好家にとっても特別な場所です。

東よか干潟の野鳥たち

さすが日本一の干潟!あたり一面、鳥、鳥、鳥。鳥の数が半端ではありません!

一斉に飛び立つ景色は圧巻です!


野鳥撮影のマナーとして「撮影地は明かしてはいけない」と言うのがあります。

しかし東よか干潟は全国的に有名な野鳥撮影地であり、佐賀県の観光地でもあります。

公式HPにどんな鳥が訪れるかも(観察に適した日も見れます)載っていますので、今回私が撮ることができた野鳥の写真をご紹介しても大丈夫でしょう。

クロツラヘラサギ

世界的に絶滅が危惧されている「クロツラヘラサギ」。

個体数は2018年時点で3900羽だそうです。2023年の今はどうなんでしょうね?

かなりの数のクロツラヘラサギがいました。

光が当たると目が赤いのが分かります。愛嬌のある顔をしていてとてもかわいいです。

群れで一斉に歩いて移動を始めました。

歩き方がどこかコミカルで可愛らしく、絶滅危惧種であることも相まって、今更ながら最近読んだ手塚治虫の『火の鳥』が思い浮かびます。

10年後、20年後も同じ景色が見れるのでしょうか・・・。

飛ぶ時もみんな一緒。鳥の世界も協調性や社会性が大事なんですかね。中々大変そうだ・・・。

ダイシャクシギ

こちらは『ダイシャクシギ』。長くて少し曲がったくちばしが特徴です。

特徴的なクチバシを泥の中に突っ込んで餌取りしてるみたいでした。干潟で便利そう。

蟹っぽい餌を捕まえて嬉しそうに飛ぶダイシャクシギ。その場で食べないのははしゃいでるのか、仲間から奪われるからなのか・・。

撮りたかった紅く染まったシチメンソウと渡り鳥。

誰もが思いつく写真ですが一年のうちにこの時期しか撮れません。ほんと良い時に来れたな〜。

ズグロカモメ

絶滅が危惧されている『ズグロカモメ』。ユリカモメとよく似ていますがこちらはクチバシが黒いです。

結構近くを飛んでくれます。

仲良く飛び回っていた三羽。気が合う、合わないがあるのは鳥も人も同じのようです。

一斉に飛ぶズグロカモメ。よく見るとユリカモメが少しまじってました。

その他の写真

とにかくたくさんの鳥がいました。素人ではよくわからない鳥も多かったので撮った写真を色々と。

以上です。

東よか干潟は撮ってて最高に楽しいところでした。ほんと行ってよかった!

野鳥好き、写真好きの方でまだ行ったことがない方に強くおすすめです。

ただ野鳥観察の場合、日時が重要になりますので公式HPでご確認を。

撮影機材

α7RⅤ

FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

コメント

タイトルとURLをコピーしました