10月に『SONY α7Ⅳ』を購入し、大変気に入って使っています。
今まで使っていたカメラはすぐに手放すつもりだったのですが、なんとなくタイミングが合わなくてまだ手元にある状態です。
その機材の中に・・
メーカー | カメラボディ | レンズ |
Canon | EOS RP | RF24-105mm F4 L IS USM |
FUJIFILM | X-T3 | XF16-55mmF2.8 R LM WR |
SONY | α7Ⅳ | FE 24-105mm F4 G OSS SEL24105G |
という、似たような焦点距離で「Canon、 Lレンズ」、「FUJIFILM、レッドバッジ」、「SONY、Gレンズ」といった各社のそこそこ良い標準ズームレンズがあります。
はっきり言って常に資金難に苦しんでいる私には非常に贅沢な状況であり、許されることではありません。
どのカメラ、どのレンズにも愛着がありますので悲しいのですが、近いうちに「さようなら」しなくてはいけませんので、その前に各社の撮り比べをしておくことにしました。
はじめに
この記事はあくまで「撮って出しJPEGでどんな色が出るのかな〜?」といったお遊び記事です。
どのメーカーのカメラもピクチャープロファイルの変更や、各種パラメータ調整がカメラ内で出来ますし、ホワイトバランスの調整で色味は大きく変わります。
RAWでしか撮らない方にはもはや気にもならないことでしょう。
しかしJPEGでしか撮らないという方や、各メーカーの色味の違いに興味がある方に少しでも参考になればと思っています。
何より私自身が、「RAW現像もするけどできればJPEGで撮りたい派」、なので気になりました。
好みの色が出れば撮影中も楽しいですしね。
それでは、いってみましょう。
SONY『α7Ⅳ』、FUJIFILM『X-T3』、Canon『EOS RP』三機種比較
メーカーによる色作り違いもあると思いますが同じメーカーでも機種によって色味が違うようです。今回の比較は手元にあるSONY『α7Ⅳ』、FUJIFILM『X-T3』、Canon『EOS RP』の比較になります。
ピクチャープロファイルは標準かビビット。
F値、シャッタースピード、ISO感度ともに揃えましたが、「X-T3」は露出が少し暗く写ったので撮影後にPCにてJPEG画像を少しだけ明るくしています。
ホワイトバランスは全てオート。
「α7Ⅳ」と「EOS RP」はホワイト優先。「X-T3」はホワイト優先がない(X-T4からはある)のでそのままです。
海
「スタンダード」で撮影
各社かなり違いが出ますね。皆さんはどの色が好みでしょうか?
私は・・この場面では「X-T3」かなぁ。
赤い葉っぱ
「ビビット」で撮影。
この場面では「α7Ⅳ」は少し黄色が強く、「X-T3」は青みが強いようです。「EOS RP」はその中間ぐらいでハイライトが少し強いように見えます。
赤い橋
「ビビット」で撮影
この場面でははっきりと違いが出ましたね。「X-T3」のベルビアはかなり色が強く、空が紫っぽくなっています。「α7Ⅳ」は色が強く出てはいるもののスッキリとした感じ。「EOS RP」は意外にも落ち着いた色になっています。
自動販売機
「スタンダード」で撮影
「α7Ⅳ」は黄色より、「X-T3」は青色より、「EOS RP」はその間かなぁ?
この場面では「α7Ⅳ」と「EOS RP」の色の出方が似ているような気がします。
青い橋と海
「スタンダード」で撮影
いかがでしょうか?「EOS RP」のスタンダードは落ち着いた色味に出ますね。
ここでは「α7Ⅳ」と「X-T3」が似ているように見えますがどうでしょう。
室内でホビー
ピクチャープロファイル、スタンダードで撮影
黄色の出方がかなり違いますね。「α7Ⅳ」が一番強く出ていて、「EOS RP」が控えめな感じ。
背景の白い壁紙を見るとFUJIFILMとSONYは近い色味で、Canonは少しマゼンタよりのようです。
比べてみた結果・・・。
以上が比べてみた画像です。皆さんはどれが良いとかありましたか?
私は撮って出しの色を結構気にするほうで、撮り比べてみて一番自分にしっくりくる色を出してくれるメーカーを今後使っていこうと考えていました。
FUJIFILMとCanonは撮って出しの色が綺麗でSONYはちょとね・・。なんてことをよく聞きますが、比べてみてそんなことは全く感じなくて、SONYの色はとても綺麗だと思います。
個人的にはSONYとFUJIFILMの色味が好きな場面が多かったですが、この辺りは完全に好みですし、被写体によっても大きく変わってきます。
最初に書きましたが、JPEGでもカメラ内で色の調整はできるし、RAWでしか撮らない方は気にならないことかもしれません。
しかも環境が変わると各社得意な場面、苦手な場面が出て来ます。本気で最高の撮って出しにこだわるのであれば、何社ものカメラを持ち歩き、各場面全てのカメラで撮影して、「この場面はCanonが良かったね。あーでもここの場面はSONYだ」みたいに、とてもおかしな状態になってしまいそうです。
さらに同じメーカーでもあのモデルは良かったけど新型の色は・・・・なんて。まさに沼。
写真にとって色はもちろん大事な要素ですが、現像ソフトなどを使うとさらに細かく好みの色に調整することもできます。個人的にはデザインや目的にあった機能を優先した方がいいのかなと思いました。
「このカメラだから持ち歩きたい!」「このカメラで写真を撮ると何だか楽しい!」そんなカメラに出会えたら最高ですね!
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