と言うことで新しくカメラを購入することにしました。
今現在、私にとってミドルクラス以上のカメラは非常に高価になっています。
しかし多少無理してでも納得のいくカメラ選びをしようと決めました。
どんなカメラが欲しいのか
私の中でどんな性能のカメラが欲しいのか改めて考えてみました。
使用用途としては、主に家族の写真や趣味の登山で写真を撮ります。激しい動きものなどは撮りません。静止画メインで、今のところあまり動画にはこだわりがありません。
解像度
撮った写真をPCで確認するとき、ピント面を等倍で見て「おーよく解像してんな!情報詰まってんな!」って感じが好きです。
なので今使っているX-T3やEOS RPよりも画素数が多いセンサーを持ったカメラにします。
オートフォーカス性能
私は家族の写真をよく撮ります。今まで使っていたカメラでは動き回る子供にばっちりピントを合わせることは難しかったです。
せっかくカメラを新しくするので最新のAF性能を持ったカメラを使ってみたいです。
あったらいいけど無くてもいい機能
連写性能
激しい動きものを撮ることはないので連写性能は求めません。秒10コマもあれば十分です。
高感度性能
今のところ星空や夜間の撮影は行っていません。今使用しているX-T3やeosRPでも特に不満を感じないので、今の新しいカメラであれば大丈夫だと思います。
以上のことを踏まえて、各社からどんなフルサイズのカメラが発売されているのか調べてみました。
メーカー別にフルサイズ機を探す
Canon
個人的にCanonの好きなところは色です。実際の色を忠実に再現しながらも、より鮮やかに元気に表現してくれるところが魅力です。特に青空の色はとても素敵です。
EOS R5
画素数約4500万画素を持ったフルサイズカメラです。AF性能も非常に高いようで、私の使用用途では何も問題なさそうです。
そしてレンズによっては8.0段の手振れ補正があります。これが驚異的で慣れた人がやると5秒や10秒のシャッタースピードでも手持ちで撮れるらしいです。本気のCanon、すごすぎ。
価格は当時45万円。今値上がりして51万円。
Nikon
一眼レフ時代キャノンと並ぶ2大メーカーとして愛されてきました。
ミラーレスが主流になり一歩出遅れていましたが、フラッグシップ機のZ9が大人気。これから盛り返してきそうですね。
Z7Ⅱ
こちらの画素数も約4500万画素。Z7Ⅱは画質に対する評価が高く、高精細で緻密な描写が魅力です。さらにNikonはレンズの評判も非常に良いです。クリアな画像を期待することができそうです。
個人的にフルサイズメーカー主要3社の中では、無骨で少しクラシカルなNikonのデザインが一番好きです。かっこいい。
しかしAF性能に関してはフラッグシップであるZ9以外の機種はあまり高くないようで、他社より一歩遅れているようです。
価格は約40万円。
SONY
世界で初めてフルサイズミラーレス機を発売したメーカーです。当時、プロの道具としては全く使えないという厳しい評価でしたが完全に覆しましたね。今やCanonに次ぐカメラメーカーとなり人気も高いです。
しかしネットの評価などを見ると、色が悪いとか、操作性が悪いとか、使っていて楽しくないだとかネガティヴな意見が結構みられました。
私はその言葉を信じていたので、SONYのカメラを選択肢から除外していました。
まー実際購入して使ってみると、個人的には全くそんなことはなかったんですけどね・・。
α7RⅣ
画素数6100万画素の超高画素機です。現在は後継機のα7RⅤがでていますが、私が検討しているときにはまだ発表されていませんでした。
画質の面では高画素機らしく緻密で高精細な描写をしてくれるようです。
しかしレスポンスがあまり良くないようで、キビキビと動かないという意見がありました。AF性能もSony機としてはイマイチのようです。
また6100万画素ともなると運用するためのデータが非常に大きくなります。
記録メディアや外付けHDD、現像時に必要なPCのスペックなど、カメラ以外に必要となってくるものがたくさんありそうなので早々に候補から除外しました。
α7Ⅳ
画素数3300万画素。画質も良いようです。AF性能もとても高く、評価の高いフラッグシップ機のα1に近い性能を持っているようです。
価格は32万円くらいでした。
いろいろ考えた結果・・・
以上の機種を検討して、CanonのEOS R5を購入することにしました。私が欲しい性能を全部持っている機種だし、何よりCanonの色が決め手になりました。
本当はα7Ⅳが性能、価格ともにしっくりくるものだったんですが、SONYは色が悪い、使用感が悪い、使ってて楽しくない、などの評価を信じていましたのでこの時点では除外。
いざカメラ量販店へ
そしてなんとか45万円を準備し、カメラ量販店に向かいました。
EOS R5の威厳に戸惑う
カメラ屋さんにつき、いざEOS R5と対面したとき、何か重々しいものを感じてしまいました。
重厚感のあるどっしりとしたボディ。ガラスケース越しにも良いものであることがひしひしと伝わってきます。そして価格はボディだけで45万円・・。
これを持って私は登山するのか・・・。落として大破したときに、はたして私は立ち直ることができるだろうか?
しかも当然カメラを買って、はいおしまい、ではありません。レンズも必要になってきます。
広角も欲しいし望遠も欲しい。せっかくこのクラスのカメラなんだから良い単焦点だってもちろん欲しい。一体いくらかかるんだろう・・・。
ここで、せっかく新しいカメラを買うのに全然楽しめていない自分に気づきました。
まあ簡単に言えば
「お金がない自分にはかなり厳しい未来が待っていそうだ」ということです。
これは私の責任です。Canonは何も悪くありません。私の懐事情の問題です。悲しいですが。
現物に触れることの大切さ
暗い気持ちでガラスケースの中を見つめていると、スタッフの方が
「何か気になるカメラがあればお出しましょうか?」と優しく声をかけてくれました。
ちょっと R5から目を逸らしたかった私は、近くに置いてあったα7Ⅳを触らせていただきました。
するとネットの評判とは全く違い、全然使いやすいんです。初めてSONYのカメラを使ったにも関わらず。
シャッター音もキレのいい心地よい音だと感じました。メニューも全然使いやすそう。
「なんだこれ?すごくいいじゃん・・」
画像も店内でパシャパシャと撮った写真を背面液晶で確認してみると、とてもきれいに見えました。
そしてスタッフのかたが囁くようにいった言葉に運命を感じたのです。
「今日がキャッシュバックキャンペーンの最終日です」
何を買えば良いのかよくわからなくなった私は、一旦帰宅しα7ⅣやSonyのカメラのことを調べてみました。
カメラの性能はもちろんドストライク。そしてネットで、撮れる写真の画像を調べてみるととてもきれいに撮れること、jpeg撮って出しの写真も自分にあっていそうなことがわかりました。
そして何より決め手になったのはレンズです。
SonyのEマウントは他社レンズメーカーに対して基本仕様を開示しているので、タムロンやシグマなどのサードパーティ製のレンズが数多く発売されています。
タムロンには明るいズームレンズや面白い焦点距離のズームレンズがたくさんあるし、シグマにはズームレンズはもちろん、魅力的な単焦点レンズも豊富にラインナップされています。
しかも純正レンズと比べるとだいぶお安いんですよね。これは私にとって非常に助かります。
ということで再びカメラ屋さんに向かい、ウキウキした気持ちでα7Ⅳを迎え入れることができました。
レンズは登山で使うことを考えて、とりあえず使い勝手のいい「FE 24-105mm F4 G OSS」を購入。
新しくカメラを買い替えるときに大事だと思ったこと
以上が今回感じたことです。
ほんとのこと言うと経済的に豊かな方は、気になるカメラをバンバン買って自分で試すのが一番いいでしょうけどね。すでにやってるでしょうね。うらやましい・・。
少し使ってみてα7Ⅳ、FE24-105mm F4 Gのどちらもすごく気に入っています。
私には R5よりこちらが合っていたみたいです。全く後悔しておりません。
これから長く大事に、ガシガシと使っていきたいと思います。
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