EOS R5を買いに行ったらなぜかα7Ⅳを買ってしまった【前編】

10月に 新しくカメラを購入しました。sonyのα7Ⅳです。

 カメラに詳しい方はご存知かと思いますが、このカメラは30万円以上するカメラで、私にとってこの価格帯のカメラを買ったのは初めてです。

 カメラに興味がない方にとっては異常な価格ですよね。私もカメラを初めて買った時にはこんなカメラを買うなんて思ってもいませんでした。

しかし高価なカメラではありましたが、使ってみると充分その価値がある素晴らしいカメラだと感じています。

ここはカメラ沼の入り口

今回購入したSony「 α7Ⅳ」

 カメラの世界は恐ろしいものでsonyが謳うα7Ⅳのコンセプトは「Beyond Basic」。次代の新基準。あくまで基準の機種なんですよね・・・。

 「カメラ沼」なんて言葉がありますが、もしかしたら私も片足踏み込んでしまっているのかもしれません。こわいこわい。
 そもそももっとお高いeosR5(当時45万円!今現在51万円!?)を買おうと思っていたわけですから・・・。

 幸いなことにこのα7Ⅳ、少し使ってみて非常に気に入っているんですが、もともとこのカメラはおろか、はっきりいってsonyそのものを全く検討していませんでした。

  なぜこのα7Ⅳを買ってしまうことになったのか、自分の中での心の移り変わりを書いておきたいと思います。

初めてのミラーレスは富士フイルムXシリーズ

  初めてのレンズ交換式カメラは一眼レフのカメラでした。スマホで撮った画像とは違うその美しさに感動したのを覚えています。

 しかし一眼レフが持っている「前ピン、後ピン問題」(ピントがちょっとずれちゃう。調整可な機種もあり)に悩まされ、画質の評判がよかった富士フイルムのミラーレスカメラ「X-T2」(ミラーレスはその問題がない)を購入。

 画質は良いけど動体に対するAF性能があまりにわるかったので「X-T3」に乗り換える。デザインよし、画質良しの素晴らしいカメラだと思います。

長年愛用している「X-T3」 とても気に入っています

憧れのフルサイズ

 ここまで私は「APS-C」のカメラしか使ったことがありません。

  カメラに詳しくない方は「なにそれ?」な言葉ですが「APS-C」とは画像センサーのサイズであり大きい方が画質がいいと言われています。で、この「APS-C」は少し小さめなんです。

  富士フイルムはこの「APS-C」で頑張っているメーカーなんですが、Canon、Nikon、SONYなどは大きいセンサーである「フルサイズ」に力を入れています。

左がAPS-C 右がフルサイズセンサー。随分大きさが違います。

 富士フイルムのカメラをお使いの方でAPS-C機しか使ったことのない方であればご理解いただけると思うんですが、誰にどんなに「APS-Cとフルサイズは変わらない」「撮れた写真の見分けなんかつかない」「フジの画質は素晴らしい」と言われても、心のどこかにフルサイズへの憧れがありませんか?

 私はずっとフルサイズに憧れがありました。しかしフルサイズはお高いので見ないふりをしておりました・・・。

 そんなフルサイズに憧れを抱くがお金がない私にはうってつけの機種が発売されました。それはCanon「eosRP」。フルサイズセンサーでありながら10万円台前半で買えるカメラです。

  ずーっと注目していたんですが、去年のキャッシュバックキャンペーンで我慢できずにキットレンズセットを購入しました。

 今思うとここで、沼のすぐそばまで近づいていましたね。

「eosRP」コスパに優れたフルサイズ

レンズの性能を疑う

 「これで今までより綺麗な写真を撮れるぞ!」そう息巻いていた私は、いきなりピシャリと頭を叩かれます。

 何気に撮り比べてみた画像を見ると、明らかに「X-T3」のピント面の方が解像しているのです。

 「いやまさか!?何かの間違いだ」

 何度も撮り直しました。被写界深度の問題だろうと絞りも変え、手振れの問題かもしれないとシャッタースピードもいじりました。
しかし残念ですが、結果は変わりませんでした。

 そこで私が考えたのはレンズの差ではないか?eosRPのレンズはキットレンズの「RF24-105 IS STM」。コスパはいいが性能はそこそこ。

 そしてX-T3は「XF16-55mm F2.8 R LM WR」。実はレッドバッジと言われる、ちょっといいレンズです。      

X -T3に「XF16-55mm F2.8 R LM WR」。よく解像してくれるレンズです。デカイけど。

 このままではeosRPを使う気にならない。何よりカメラ業界の王様であるCanonのカメラがこんなはずがない。Canonが好きだ。だったら・・レンズを変えるしかない。Lレンズに。

憧れのLレンズ

 CanonのLレンズのLは「Luxury」(ラグジュアリー)のL。高級レンズです。
特徴である「赤鉢巻」や「白レンズ」は、カメラを始めた頃の私には憧れであり、価格も高いので私には縁がないと思ってました。しかしもう買うしかないのです。
 
 そして「RF24-105mm F4L IS USM」というLレンズの中では比較的お安く(15万円!)、そして評判が良くて使いやすいレンズを購入しました。

「RF24-105mm F4L IS USM」約15万円しますがカメラの世界ではまだまだ入り口。こわい。

 Lレンズを買って試した結果どうだったのかというと・・・。
 さすがLレンズ。今までなんとなくぼんやり写っていた画像が、素人の私にもはっきりわかるくらいカリッと解像してくれるようになりました。あーよかった!これでX-T3に近づいてくれました!
・・・近付いた・・。

・・・そう、超えることはできてないのです・・・。

しかし、レンズを変えたことで私は気付きます。Canonはエントリークラスとハイエンドクラスで明らかに性能を変えてくると。そしてeosRPはフルサイズとしては破格の低価格。あくまで入門機です。この機種に高性能を求めるのはそもそもが間違いなのです。

 Canonの本気を感じたい。Canonが好きだ。そこで私は思います。カメラを変えるしかない、と。

後半へ続く。

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