数ヶ月前に『α7CⅡ』を購入して使っています。
これが想像以上に良いカメラなんですよね。すごく気に入っています。
今回はまず外観の感想や購入した理由、そして同時購入したアクセサリーなどをご紹介します。
なお、感想につきましては素人の趣味使用における完全なる私見です。ですが実際に購入しての忖度なしの正直な気持ちとなりますのでよろしくお願いします!
・・・いいカメラなんですよ。ホントに。
『α7CⅡ』を購入した理由
私が購入したのは『α7CⅡ』のシルバーです。
外観に一目惚れ
『α7CⅡ』発表当時、「オシャレでなかなかカッコいいな・・・」と思いつつ、箱型デザインで左肩の部分にファインダーがあることや、質感がチープといった噂があったこと。
フルサイズ機でありながらコンパクト、軽量なボディはすごいけど、結局レンズはデカいので意味があるのか疑問だったこと。
何より当時『α7Ⅳ』を使っていたので、おそらく全く同じ3300万画素のイメージセンサーを積んでいる『α7CⅡ』を買っても面白くないなと思っていました。
発売されてからもあまり気にすることはなく、カメラ店に立ち寄ってもショーケースの中にある実機をチラ見する程度。
しかしあるとき近所のキタムラに立ち寄ると実機が展示してあったのです!店員さんを呼ばなくても自由にさわることが出来ました!
きっと都会にお住まいの方や外交的な方は言ってる意味がわからないと思うのですが、田舎ではフルサイズ機のような高価な機種が自由にさわれるように展示してあることは稀だし、内向的な私は買う気も無いのに店員さんを呼んでショーケースからわざわざ取り出してもらうことはできません。
で、初めて『α7CⅡ』の実機をじっくり見たのですが、ガラス1枚挟んで無いだけで印象は随分変わるもんですね。めちゃくちゃ良いじゃないですか!
まず外観ですけどホントに小さい!よくこのカメラボディにフルサイズセンサーと最新の機能を詰め込めたなと感心します。
そしてカメラの上部、このデザインでも軍艦部っていって良いのかな?
その部分のダイヤルもローレットがオシャレで塗装も綺麗。シャッターボタンも光沢があって好み。
上面部の角の部分もピッと立っててカッコいいです。
ブラックとシルバーがあるのですが、いつもだったら選ばないシルバーの方に惹かれました。
もっと明るいシルバーを想像していたのですが、ちょっと暗めのシルバー。
自分の中での感覚なんですけど、「チタン製のマグカップ」ってありますよね。
あんな感じの少し黒っぽいシルバーでカッコいいんですよ。これが個人的にはハマりました。
持ってみると小さい筐体の割にしっかりとしたグリップが付いていて、思いの外握りやすいです。ダイヤルやボタン類の操作も快適で私の手にはあう感じでした。
気になる質感なんですけど、塗装が綺麗で、握った感じのスカスカ感はなくギュッと中身が詰まってる感じ。スッキリとした箱型のデザインも相まって十分「愛でることができるカメラ」だと感じています。
ただ、これは上質なフィルムカメラやライカ、そしてフラッグシップ機を今まで使ったことがない程度の私が感じる質感なので、そう言ったカメラを使ったことがある方にとってはあまり参考にはならないかもしれません。
とにかく私は『α7CⅡ』を直に手に取ってみたことで一目惚れし、欲しくなってしまったことは事実です。
野鳥撮影時のサブカメラが欲しかった
私、まだまだ未熟者なんですけど野鳥撮影が好きなんですよ。
もともと登山が好きなこともあって山の中に入ることもあります。そんな時、「ああ。この景色綺麗だな。撮りたいな。」そう思うこと、けっこうあるんですよね。
そんな時、超望遠レンズだと画角が狭すぎるのでカメラ1台だとレンズ交換することになります。
野鳥用のデカい超望遠レンズを交換することになるのでなかなかの手間だし、レンズ交換してる時に限って野鳥が出てくることがあって、せっかくのチャンスを逃すことも・・・。
そんな時もう1台コンパクトなカメラがあると気軽に撮れるし、何より2台持ち歩くことで1台はスナップを楽しみつつ、野鳥がいたら超望遠レンズで野鳥を撮る、なんてことができます。
そのような場面で『α7CⅡ』は理想的なカメラでした。
実際に2台持ち歩くことで探鳥と同時にスナップも楽しむことができ、野鳥に出会えないときも満たされた気持ちになれます。
『α7CⅡ』到着
というわけですっかり気に入ってしまって注文しました。
届いて開封する時に驚きました。
箱ちっさ!!
箱が小さいんですよ。すごく。小型レンズの箱みたい。
何か比較対象がないと分かりにくいと思ってとった写真がこちら。
・・・分かりにくいですね。マツキヨのマスクの箱と比較してしまいました。
ペットボトルとかジュースの缶とかで比較すればよかったな・・。
とにかくパッケージの箱の小ささはなかなかのインパクトで、1番の驚きでした。
これは「このカメラ小さくて軽いですよ!気軽にいつでも持ち出して楽しんでね!」
というSONYからのメッセージでしょう。
さすがSONYさん、上手ですね。箱を見ただけでワクワクしました。
外観の感想はここまで書いてきた通りなので、それ以外の部分を。
背面部はこんな感じ。
ボタン類は通常のαシリーズに比べると少ないですが、このカメラのコンセプトを考えるとしょうがないところ。少ないと言っても通常使用においては十分だしダイヤルも背面ホイールまで入れると4つ。
SONYのレンズは絞り環がついてるものも多いので使い心地はいいです。
ただ、フォーカスレバーはありません。これがあったら最高だったな。
カメラの重量はバッテリー、SDカード、ボディキャップ込みで528g。
ボディ内手ぶれ補正やメカシャッターを搭載してこの重量なら十分軽いと思います。
当然ながら3300万画素のフルサイズイメージセンサー搭載。
マウントのビスは4本です。この部分を気にされている意見もあるようですが、個人的にはガタつきも感じないので問題なし。
『FE 35mm F1.4 GM』をつけてみました。
『FE 35mm F1.4 GM』はスペックの割に小型なレンズなんですが、それでもレンズの方が大きく感じます。
上から見るとこんな感じ。
しっかりしたグリップのおかげで使ってると気にならないんですけどね。
見た目のバランスはあまり良くないのでもっと小型のレンズの方が似合うかもしれません。
小型で軽量なボディなんですけど意外と厚みはあります。
個人的にはもうちょっと薄くできればもっとカッコよくなる気がします。
背面液晶はバリアングル。
ネットではチルト派とバリアングル派で論争が起きることもあるこの部分。
私はほぼ写真しか撮らないのでチルト液晶が好きなのですが、この機種に関しては動画ユーザーの方も多いと思うし、若い方にとっては自撮りできるかどうかは重要なポイントでしょう。
それにバリアングルも使ってみると面白いし、慣れます。
個人的には『α7R V』に搭載されている『バリチルト液晶』じゃなくてホントに良かったと思います。
便利だけど現時点ではあれって分厚いんですよ。通常のαタイプのボディなら大歓迎なんですけど、『α7CⅡ』には似合わないので私は嫌です。
外観についてはこんな所です。欠点を探したんですけど、特に見当たらない・・・。
ネットを見てると細かな操作感を指摘する方もいますが、通常使用においては問題ありません。大丈夫です。
慣れます。
『α7CⅡ』と同時購入したアクセサリー
ここからはアクセサリーのご紹介。特別なものは何もないですけどね。
背面液晶保護フィルム
まずは背面液晶保護ガラス。
私はカメラを購入したら絶対に取り付けるアクセサリーです。
以前はフィルムタイプを使っていたのですが、あれってすぐ傷だらけになるんですよね。
なので今ではガラスタイプしか使いません。
私が購入したのはこちら。
特にこだわりはありません。適当に安いものを探しました。
簡単で綺麗に貼れたし、数ヶ月使っていますが、剥がれや傷もありません。
というかこの手の商品は色々使ってきましたが特に不満を感じたことは無いので、なんでもいいと思ってます。
SmallRig カメラプレート
みんな買ってる『SmallRig カメラプレート』。私も買ってみました。
『α7CⅡ』のような小型のカメラでたびたび指摘される持った時の「小指あまり」。
『SmallRig カメラプレート』を取り付けることで随分改善されます。
取り付けた後のガタつきなどもありません。
手が大きい方や望遠レンズを使う際にはあったほうが使いやすいと思います。
私は底面の傷防止のために購入しました。
もちろん底面は守られるし、持ちやすくもなります。しかしデザイン的にはつけない方が好きなので今は外しています。
ProGrade Digital SDXC UHS-II V60 GOLD
デジカメに必須の記録メディア。『α7CⅡ』の場合はSDカードですね。
以前から使っているProGradeのSDカードを使っていて、エラーなどの不具合は今のところありません。
写真をスナップ的に撮る分には特に不満はありませんが、使用環境によってはよりハイスペックのものがいいかもしれませんね。
PeakDesign ピークデザイン リーシュ カメラストラップ
ストラップは以前から使っている『PeakDesign リーシュ カメラストラップ 』をそのまま使っています。
使い勝手が良くデザインも気に入っているのですが、最近はアンカーリンクス(カメラ側につける丸いやつ)が意外と邪魔だなと思えてきたので、シンプルな革製のストラップを探しているところです。
ぜひ店頭で手に取って欲しい
色々書きましたが、この記事を含め世の中のすべてのレビューは所詮他人の感性や、使用用途による個人的な感想にすぎません。
どんなに有名な写真家やインフルエンサーが、「このカメラは最高のカメラです!」と言ったところで、そのカメラが自分にとって最高とは限らない。
すべてのカメラファンにとって完璧なカメラって世の中に存在しません。
ですが私はすごく気に入っているカメラなので、気になっている方はぜひ実機をご自身の手で確かめて欲しいなと思います。
・・・2024年8月1日から値上がりするそうです。
メーカー問わず、値上げの波は止まりませんね。
果たしていつまでカメラを楽しめることやら・・・。
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